■金と同じ価値 後半18分、沢を起点にFW大儀見優季(25)が決め1-2に。 東日本大震災の津波で被災した宮城県南三陸町。復興商店街で呉服店を営む 山内義申さん(56)は仮設住宅で反撃を期待した。「(優勝した昨年7月 の)ワールドカップの時も沢から始まった。逆転できる」 だが、願いはかなわず、試合終了。ため息と大きな拍手が交錯する。 神奈川県大和市のホールでサポーター約550人と観戦したFW大野忍(28) の兄、智彦さん(33)は「金と同じぐらい価値がある銀。お疲れさまと声を かけてあげたい」とたたえた。 声援は選手にも届いた。MF川澄奈穂美(26)は試合後にブログを更新。 メダルの写真とともに、こう書き記した。 《どんな時も応援してくれているファンやサポーターのみなさんと一緒に取った 銀メダル(中略)“ありがとう”以上に感謝の気持ちが伝わる日本語ってないん ですかね? んー、わかんないからとにかく全力で言ってみよう。 みんな!!ありがとう!!》
考えてみれば、女子サッカーW杯は震災直後に行われて、暗い社会情勢を明るく照らした。
同時にそれは重篤被災を受けた日本に対する世界の同情もあっての勝利だったとも
実際揶揄されることが少なくなかったのも事実である。
実際揶揄されることが少なくなかったのも事実である。
たしかに出場まではベスト8さえも難しいという評価だっただけに、
まさかの異常とも言える大躍進があったことは間違いない。
まさかの異常とも言える大躍進があったことは間違いない。
それだけに今回のオリンピックはこういった評価を良くも悪くも決定づけるものだった
わけで、しかるべく今回は事実上のディフェンディングチャンピオンとしてのプライド
もかかる重要な試合であった。
わけで、しかるべく今回は事実上のディフェンディングチャンピオンとしてのプライド
もかかる重要な試合であった。
しかし、いざ蓋を開ければ見事なまでに周囲の揶揄など跳ね飛ばす大活躍。
少なくともW杯チャンピオンであることを証明する決勝進出という結果を出した。
有る意味、これをもって世界を黙らせるW杯勝者であることを証明した。
結果こそ銀だが、次回のW杯まで、現在彼女らは
間違いなく世界一の称号を持つチームなのである。
間違いなく世界一の称号を持つチームなのである。